
ヒレ肉を掃除すると、
どうしても端の部分や形の問題で、
お客様に“ステーキとして”は出せない部分が出てきます。
でも、
そこにはちゃんと旨味がある。
だから今回は、
その部分を無駄にしたくなくて、
特別にカレーにしました。
牛スジや鶏などから丁寧に出汁を取り、
長時間煮込みながら、
ヒレ肉もカレーの中で柔らかく火入れ。
最後は角切りにして、
特別仕様で仕上げています。
ただ——
これは、
“掃除した時に出た分だけ”。
つまり、
お肉がなくなった時点で終了です。
1日限定5食とか、
そういう決め方ではありません。
そもそも、
毎回ヒレを掃除しても
必ず出てくる部分ではないので、
本当にタイミング次第。
だから、
ランチで見つけた人はラッキーです。
「まずはカレーから」
それも、
KazBondの入口としては面白いと思っています。
ヒレ肉の柔らかさ。
薪火料理をやっているからこその出汁感。
そして、
シンプルだけど奥行きのある旨味。
ぜひ味わってみてください。
田植えの時期が始まると、
「ああ、春が始まったな」と感じます。
畑を耕し、
水を張り、
その水面に映る浅間山を見る時間が、
僕はすごく好きです。
静かで、
でもどこか力強い。
レストランももちろん楽しい。
でも、
自然の中にいる時の方が、
心が整う瞬間があります。
今回のカレーは、
そんな春の空気と、
お米を作る生産者さん達への感謝も込めています。
ぜひ、
春の軽井沢と一緒に楽しんでください。
